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インタビュー|小椋藍、フランスGPで初表彰台の胸中「うれしさと、大きな安堵」

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©Trackhouse Racing
フランスGPで3位表彰台を獲得した小椋藍に、オンラインでインタビューを行った。
また、小椋のクルーチーフであるジョヴァンニ・マッタロッロさんにも事前に質問を送り、「クルーチーフが見る小椋藍の強みと課題」について聞いた。

初表彰台で感じたのは

MotoGP第5戦フランスGPで、小椋藍が3位表彰台を獲得した。

記録のほうを確認しておこう。

小椋自身にとって最高峰クラスで初の表彰台であることはもちろんのこと、日本人ライダーがMotoGPで表彰台を獲得したのは、2012年バレンシアGPの中須賀克行(2位)以来で、ドライコンディションでは2006年オランダGPの中野真矢(2位)以来である。

インタビューは歓喜のフランスGPから4日後のカタルーニャGP木曜日に行ったのだが、パソコン越しの小椋はいつもとまったく変わらなかった。数日前、日本人ライダーとして14年ぶりに表彰台を獲得したわけだから取材対応などで忙しいのかと思ったが、小椋自身は「いつもと同じくらいですよ」と言う。とはいえ、「いつもと同じくらいには忙しい」のだろう。

フランスGPで、小椋としては表彰台を期待していたわけではなかった。もともと、小椋はル・マンをそこまで得意としているわけではない。本人としては、金曜日のプラクティスで9番手に入り、Q2ダイレクト進出を決めたことも驚きだった。

表彰台を考え始めたのは、まさしく決勝レース中だという。

「スプリントでは、タイムアタックのときほどは周りのライダーと差がないな、と感じることができました。それでも、(決勝レースの)目標は5、6位だな、という感じでした。
ほんとにレース中ですね。『いけるかもしれない』と思ったのは」

ポイントとなったのは、16周目以降のレース後半だ。

「アコスタ(のペース)があんなに落ちるとは思っていなかった」と、小椋は言う。

16周目、2番手だったフランチェスコ・バニャイアが転倒し、その後、5番手の小椋は3番手のアコスタと4番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオとの差を詰めていった。小椋自身は「ル・マンはそこまでタイヤを気にして走らなくてもいいサーキット。タイヤの落ち方に問題があったライダーもいたようなので、それが僕たちにとってはいい方向に働いてくれましたけどね」と言うが、このレースでの自己ベストが19周目に記録されているところを見ると、後半のペースのよさがよくわかる。

3位でチェッカーを受けたとき、小椋の胸に去来したのは、安堵の思いだった。もちろん、うれしさもあった。けれど、安堵も強く感じた。それは、今季の小椋自身が表彰台に手が届くことを現実的に知っていたからだ。

「今年は開幕戦から、『ここがこうだったら』というレースが多かったものですから。現時点で、できることはすべてやって5、6位ならいいんです。でも、マネジメント次第だったり、自分の出来次第では表彰台もいけたのかな、というレースが多かった。それもあって、『ようやく』という感じが強かったんじゃないかなと思います」

(この表彰台は)急にきたものではない。だから、うれしさよりも、安堵のほうが大きかったかもしれないですね」

小椋は「今、これだけいい状態でレースさせてもらっていますからね。ほかの(アプリリアの)3人は優勝もしている。一回もトップ3に入れていないのは僕だけだったから」とも言う。

日本人ライダーとして14年ぶりの快挙達成だ。けれど、もちろん小椋は「小椋藍のシーズン」を戦っている。日本人ライダーであると同時に、アプリリアのライダーとして、MotoGPライダーとして。

小椋の進化とスタートの難しさ

2025年に比べ、小椋のタイムアタックは改善された。これまでは予選で苦しむ傾向にあったが、今季はカタルーニャGPを除いてQ2進出を果たしている。開幕前のセパン公式テストから、小椋はタイムアタックの改善に取り組んでいると語っていた。


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小椋自身が語る現在の課題、そしてクルーチーフのジョヴァンニ・マッタロッロが明かす小椋の強み。ここでしか読めない独自インタビューをお届けします。

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