レース後の囲み取材で、いつものようにスムーズに質問に答えていたファビオ・クアルタラロの言葉が、ふいに途切れた。
しばらく、じっと下を向いて黙り込む。
やがて、こらえきれなくなった涙を見せまいと手で顔を覆い、横を向いた。
クアルタラロを取り囲んだたくさんのジャーナリストから、拍手が起こった──。
クアルタラロが、12周目にリタイアを強いられるまでトップを走ったその背景には、苦戦を脱するために変化を厭わなかった、彼自身の努力が一因にあった。
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