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イギリスGPで右ひざ負傷の小椋藍、手術は成功。リハビリを開始

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©Eri Ito

イギリスGPで転倒、負傷した小椋藍の状態について、トラックハウス・MotoGP・チームからリリースが届いたので、情報をお伝えする。

これまでの状況をまとめると、小椋はイギリスGP金曜日午前中のフリープラクティス1(FP1)終盤、2コーナーで転倒した。

転倒後は自力で立ち上がって移動していたが、午後のプラクティスはコースイン後、すぐにピットに戻り、以降の走行をキャンセル。土曜日朝には、イギリスGPの欠場が発表された。

金曜日以降、小椋の囲み取材は行われなかったが、金曜日夕方にチームから提供された小椋の音声コメントによると「午前中、バイクの調子はとてもよかったし、僕もあまり速いペースで走っていたわけではありませんでした。2回目にコースインしたときペースを上げていこうとしたのですが、攻めたタイミングが悪く、攻めすぎだったのだと思います。それでクラッシュしました。クラッシュ後、右ひざの調子が悪く、午後のセッションを走らないことにしました」と、転倒について説明している。

小椋は5月25日日曜日にスペインのバルセロナに戻り、26日月曜日に病院で検査を受ける、ということだった。

28日に発表されたチームのリリースによれば、小椋は27日に「右脛骨上部(右ひざの関節付近)の骨折に対しキーホール手術を受け、無事に成功した。月曜日に受けたMRI検査により、小さな骨片の遊離が認められたため、術中にこれを摘出した。手術は30分で終了し、経過は良好」ということだ。

リリースの小椋のコメントは以下の通りである。

「手術は終わりました。全てうまくいったと思いますし、ひざの状態も悪くないと感じています。あとは100%のコンディションに戻すために、少し時間が必要です。まだ少し難しい状況なので、アラゴンに間に合うかはこれから判断します。足の回復のためにできることはやっていますが、こういう状況では、無理はできません。とにかく自分にできることをして、次のレースに向けて準備していきます」

小椋はすでにリハビリを開始しているという。