ホーム MotoE インタビュー|MotoEと...

インタビュー|MotoEという“実験室”で進化したミシュランのサステナブルタイヤ

280
©Eri Ito
電動バイクレースFIM MotoE World Championshipの公式タイヤサプライヤーを、初年度2019年から務めたのが、ミシュランである。
2025年シーズンをもってMotoEは終了となったが、この決定をミシュランはどう受け止めたのか。ミシュランのタイヤ開発にとって、MotoEという選手権はどんな意味を持っていたのか。
そして、サステナブル素材タイヤの“今”と、“未来”は。
MotoE最終戦ポルトガル大会(MotoGP第21戦ポルトガルGP併催)で、ミシュランの二輪モータースポーツ・マネージャー、ピエロ・タラマッソさんに話を聞いた。

「予想外」のMotoE終了

最初に、FIM MotoE World Championship(以下、MotoE)について説明したい。

MotoEは、2019年に始まった電動バイクによって争われるチャンピオンシップだ。2023年から2025年まではドゥカティの電動レーサー「V21L」のワンメイクで争われ、タイヤは、2019年から一貫してミシュランがサプライヤーを務めてきた。MotoGPのヨーロッパラウンドに併催され、2025年シーズンは全7戦14レース(1戦2レース制)で行われた。

2025年で7シーズン目を迎えていたが、サンマリノGPの木曜日、9月11日に「FIMとドルナ・スポーツは、2025年シーズンをもってMotoEを休止することに合意した」と発表された。発表としては「休止」だが、再開の目途は立っていないため事実上の「終了」と考えていいだろう。

詳細はこちらの記事(「電動バイクレースMotoEは、なぜ終わりを迎えるのか。エグゼクティブ・ディレクターに聞く」)に書いているので、ぜひご一読いただければ幸いだ。ただ、簡単に言えば、2019年以降、期待したほど電動スポーツバイクが市販されず、その予定も見られなかった。市場に電動スポーツバイクが出回らなければ、人々が電動スポーツバイクで争う競技であるMotoEに関心を持ちにくい。それが、終了の主な背景だった。MotoEはMotoGPに併催されているために興行レースとして行われていた。人気が出ないのであれば、継続は難しかったのだ。

「正直に言うと、この決定はまったく予想していませんでした」と、タラマッソさんはMotoEが2025年シーズンをもって終了となったことについて語る。タイヤの公式サプライヤーであるミシュランでさえ、MotoEが2025年をもって終了すると正式に知らされたのは、サンマリノGPの前戦カタルーニャGP(9月上旬)だったという。

とはいえ、終わったことではなく、今回は「MotoEという現場で、ミシュランが開発してきたサステナブル素材のタイヤ」に目を向けよう。


ここから先は、有料にてお読みいただけます。(残り約4900字)

記事のご購入方法(外部サイト)

⇒GPジャーナルに掲載されている全記事を読むならこちら
the Letterサポートメンバー登録(月額500円)
the Letterのサポートメンバー登録(月額500円)をしていただくことで、この記事を含めた有料・無料の過去掲載分を含めた全記事をお読みいただけます。

※登録方法※
1.「GPジャーナル」のニュースレターに登録する
2.ニュースレターに登録したら、the Letter「GPジャーナル」にアクセスして「サポートメンバーになる」ボタンを押す
3.クレジットカードを登録する(月額500円のお支払いが発生します)
(詳細はthe Letterの「ニュースレターサイトからサポートメンバー登録をする方法」をご覧ください)

⇒この記事だけを読みたい方はこちら
noteで読む(300円)
noteではこの記事1本だけをご購入いただけます。
※この記事はロングインタビューのため、300円での販売としています。

「GPジャーナル」とは?
コンセプトは“MotoGPを、読む”。
MotoGPを現地取材する伊藤英里が、現地でのインタビュー、空気、ライダーたちの姿を丁寧に伝えるMotoGPメディアです。
現地にしかない「声」が、ここにあります。
記事のご購読料は、伊藤英里が継続的に現地取材をする大事なサポートとなります。

「GPジャーナル」について、有料記事について、詳しくはAboutをご覧ください。