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インタビュー|初優勝のその先。古里太陽が追い求める「速さ」とは

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©Eri Ito
今季、マレーシアGPでMoto3初優勝を飾った古里太陽。
この優勝は、古里にとって大きな意味を持つものだった。
一つの目標を達成し、2026年はMoto2クラスへとステップアップする。
そんな古里が追いかけているものとは──。

ついに果たした初優勝

2025年シーズン最終戦バレンシアGPで、Moto3ライダーの古里太陽にインタビューを申し込んだ。マレーシアGPでの初優勝や、来季のMoto2クラスへのステップアップなどについて聞きたいと考えたからだ。

木曜日、プレスオフィサーに指定された場所であるチームトラックに向かっていると、向こうから佐々木歩夢と古里が連れ立ってやって来た。土曜日や日曜日ともなればパドックは関係者、メディアだけではなくゲストも加わって進むのに苦労するほどだが、木曜日はまだリラックスした雰囲気である。予定していたインタビューの時間まで10分もなかったが、古里はチームトラックから離れる方向に歩いてくる。

こちらが時間を勘違いしていたのかもしれない、と不安に駆られつつ「古里選手、このあとインタビューをお願いしていたのですけど……」と確認すると、古里は首をかしげながら「あれ、もうそんな時間ですか?」と時計を見る。「ああ、ほんとだ」。

かくして、古里は来た道を引き返し、ホンダ・チームアジアのトラック内にしつらえられたソファに座って筆者と向かい合った。先ほどまでの古里を覆っていたものとは違う、ぴん、とした空気がトラック内に漂う。レーシング・ライダーの、空気だ。

インタビューは、マレーシアGPの初優勝の話から始まった。


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