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MotoGP前半戦振り返り|1勝を挙げたホンダ。後半戦の進化は?

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©Honda Racing Corporation
ザルコの優勝と表彰台で希望が見えた前半戦。
ホンダは依然として、エンジンパワー不足という課題を抱えており、
カーボンスイングアームはいまだ正式投入されていないが、
後半戦最初のレースであるオーストリアでは投入予定のものがあるという。

エンジンパワー不足が現在の課題の一つ

 

ホンダは、シーズン前半戦を終えてコンストラクターズランキングで4番手につけている。

ホンダとしてのベストリザルトは、ヨハン・ザルコによるフランスGP決勝レースの優勝である。このレースはウエットコンディションで、さらにはフラッグtoフラッグという複雑な状況だった。けれど、ザルコは続くイギリスGP決勝レースで、ドライコンディションで2位を獲得した。このレースも、赤旗中断、再スタートといったイレギュラーな展開ではあったが、2024年のホンダであればこうした状況を味方につけることも難しかったので、ザルコが獲得した2位の価値がかすむことはない。

前半戦を終えてのチェックポイントでは、コンセッションのランクは変わらずDだったが、昨年の前半戦と比べれば、改善していることは間違いない。ホンダは、少しずつ前進している。

マシンとしての大きなアップデートでは、フランスGP以降、新しいエンジンが投入されている。ジョアン・ミル、ルカ・マリーニ、ヨハン・ザルコの3名が最新仕様のエンジンで、ルーキーのソムキアット・チャントラは従来の仕様のエンジンである。

2025年型RC213Vは進化していることは確かだが、ライダーはエンジンのパワー不足についてしばしば言及している。これは、現行エンジンとなって以降も変わらない。

例えば、ミルはチェコGPの決勝レースでアレックス・マルケスに接触されて転倒、リタイアに終わった。ミルはドイツGP決勝レースでも小椋藍に接触されて同じように転倒リタイアとなっているので、2戦連続ということになる。ミルは、この根本的な要因には「エンジンのパワー不足がある」と考えている。

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