古里太陽が、2戦連続で表彰台を獲得した。
3位表彰台に、古里は「いちばんうれしい」と笑顔を見せる。
マレーシアでの優勝は、古里のレースを進化させた。
3位を目指す。そう思えたレース
──古里太陽に3位を獲得させたのは、マレーシアGPで飾った初優勝だった。
Moto3クラスの決勝レース後、トップ3の囲み取材に応じた古里太陽は、開口一番に「最後、タイヤが終わっちゃいました」と言った。レース中、一時はトップも走ったが、まずマキシモ・キレス、残り2周でアンヘル・ピケラスにかわされて、3位でフィニッシュした。
「前の二人、ピケラスは(リア)ソフトだったみたいなんですけど、マキシムは(リア)ミディアムだったらしいんですよね」
古里はフロント、リアともにソフトタイヤを選択していた。
「それもあったと思うけど、単純にマキシムが速かったです」
「僕はギア比がショートすぎました。トップに出たときはそのおかげですごく伸びてくれたんですけど、グループに入ってしまうとすぐにリミッターにかかってしまった。トップスピードも、たぶん計測地点ではかなり速かったと思うんですけど、(ショートだったので)そこからが伸びなくて、ちょっと難しかったです」
「(ピケラスには)どこで抜かれたかもわからないんですよ。もうリアタイヤが滑りすぎて……。加速しないから、いつもなら1速で走るところを2速で走ったりしたんです。大変でした」
古里は饒舌にレースを振り返る。その表情は、とても明るい。
これまで2位や3位で表彰台を獲得した古里が、ここまで明るい表情を浮かべてすらすらと言葉を並べることがあっただろうか……?
表情と言葉が物語るように、古里は、この3位を心から喜んでいた。
「今まででいちばんうれしいです」
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